平屋一戸建ての通風と採光
平屋一戸建て住宅を検討している場合、住宅密集地では、十分な間取りを確保することが難しくなるので、敷地面積に余裕があると良いでしょう。
平屋の一戸建ての場合、周囲に大きな建物が建っている場合には、採光や通風を確保することが難しくなることがあります。
十分な光を取り入れるためには、敷地の南側に十分な空きスペースを確保することが有効となります。
また、屋根面に設けるトップライトなども採光に対して有効に機能することになります。
通風に関しては、窓をバランスよく配置することが大切になり、プランニングの段階から周辺の建築物の状況に配慮しながら計画を立てておくことが必要です。
図面上では、そういった計画面の状況が分かりにくくなっているので、できれば完成した建物を実際に見ながら判断していければよいでしょう。
もし、注文住宅などで、事前に実物が見られないような時には、設計者などに詳細な説明を求めるようにし、入念な計画をしてもらうことが有効となります。
庭との親和性
最近見かけなくなった平屋に注目が集まっています。
土地価格が高くなったことで、狭い土地でも建築する事が出来る3階建て住宅が主流になっていますが、居住空間を上に伸ばすことで階段の昇り降りが増えると言うデメリットが在ります。
また、3階建て住宅は敷地内にギリギリの状態で建築物を造っているケースが多く、庭が無いケースも少なく在りません。
所で、平屋の一戸建て住宅の中でも庭と言うのは、目線の位置を変えずに庭を望めると言うメリットが在ります。
2階建て一戸建て住宅の場合ではバルコニーなどから真下を見なければ庭を見る事が出来ませんが、1階の部屋であれば目線の位置を変えずに、椅子に腰かけた状態、畳の上で寝転んでいる状態で庭を望めると言う、庭との親和性が生まれてくるのです。
ガーデニングを楽しむ人が増えていますが、2階建て住宅などの場合は2階の部屋にいる時には目線を下さなければ庭を見る事が出来ませんが、平屋の場合は常に一定の目線でガーデニングを施した庭を見る事が出来ると言う魅力が在ります。